安全安心な有機栽培茶への取り組み
有機栽培
化学肥料や農薬を使わず作物を育てることに加え、作物を育てる土壌にも負担をかけないように配慮した栽培方法です。 有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類に付けられています。 有機認証
「有機農産物」や「有機野菜」などと表示するには、有機JAS規格という法律に則って登録認定機関の審査を受け、「有機JAS認証」を取得しなければなりません。有機JAS認証を取得するには、播種(種まき)・定植の2年以上前(果樹などの場合は収穫の3年以上前)から許容農薬以外の農薬と化学肥料を使わずに栽培を続けたほ場(田んぼや畑)で作られている必要があります。 さらに、農薬以外にも、使える資材(肥料や防虫ネットなど)・ほ場の周辺環境などの条件に細かな規定がたくさんあり、これらをクリアした農産物のみ「有機JASマーク」をパッケージに明記したうえで有機農産物や有機野菜と表示して販売することができるのです。 浅川園会長 古舘 邦彦のおもい
数十年以上前にお取引のある問屋さんや農協さんに「無農薬有機栽培茶に取り組みたい」とお話ししたら、皆さん「今の日本では無理ですよ」「やめた方がいいですよ」とおっしゃいました。けれど「損得より先に善悪を考えよう」というある勉強会の研修会での講師の言葉が心に響き、それをお茶に置き換えるとどういうことになるのだろう、と考えさせられたのです。日本茶は成分的にも健康に良いと認知されている。からだに良い影響を与えると思えるものだけを使い、販売することが「善いこと」であると思いました。 しかし、当時無化学農薬有機栽培に取り組んでいる生産家の方はごく少数で、周囲からは「変わり者」とされていました。問屋さんも「あのうちは無農薬らしいけれど、付き合いはないからなあ。家の前まで車で送って行くだけでもいいかなあ」という感じでね(笑)、玄関先で下ろしてもらっていきなり訪ねていきました。最初はもちろんすげなく断られましたよ。精神的にもキツイ思いをしながら無化学農薬有機栽培に取り組んでいらっしゃるところに、見ず知らずの商人が突然行っても話になりません。でも皆さんとてもいい顔をしていらっしゃるのです。「この人たちの作ったお茶なら信頼できる」と私も信念をもって毎年通い、三年目にようやく納めていただけるようになりました。 いい葉にほ
浅川園の有機栽培茶は「安全安心」であるのはもちろん、「おいしく」なければいけません。有機栽培は自然との闘い。その年により出来不出来が大きく左右されます。そのため、毎年産地を限定していません。その年で一番できの良かった産地のものを選んで製品にします。 |
お茶の淹れ方
煎茶
茶葉 5g お湯 180cc
1.湯通しして温めた急須に茶葉をいれる。 |
番茶、ほうじ茶、紅茶、抹茶入り煎茶
茶葉 10g お湯 200cc
1.湯通しして温めた急須に茶葉をいれる。 |